ギリシャ神話と天文と気紛れの文章集
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乙女座-補足
2009-07-01 Wed 17:27
乙女座の女性が誰であるかは3説ある、とこちらで書きましたが、もうひとつ面白い話を見つけました。
乙女座=農夫の娘エリゴネ。この話は酒の神ディオニュソスが軸となっています。

アッティカの農夫イカリオスと娘のエリゴネは、ディオニュソスがこの地へ到来したとき初めて彼を歓待した2人でした。
ディオニュソスはそれをとても喜び、イカリオスに葡萄の育て方とワインの造り方を伝授しました。
酒神の去ったのち、イカリオスは教えられた方法に従い、たくさんのワインをつくって隣人たちに分け与えました。
ところが今まで「酔う」ということを知らなかった彼らは、イカリオスが毒を盛ったのだと思い込み(確かにアルコールは毒ですけれども)、彼を殺して死体を隠してしまいました。
エリゴネは父の姿が見当たらないのを心配し、飼っていた犬のマイラと共に父を探しに出かけます。
ところがマイラが見つけたのは、穴に隠されていたイカリオスの死体でした。
事態を知ったエリゴネは自ら縊死を遂げてしまったのです。
これを知ったディオニュソスは激怒、アッティカを旱魃に陥れて女たちをヒステリー状態にし、夫たちを苦しめるように仕向けました。
そしてディオニュソスは親切な2人を牛飼座と乙女座として、天に上げました。
また彼は犬も農夫の足元に、大犬座として星座にしてやったのでした。

…という話ですが、「牛飼い座の足元に大犬座」はかなり無理がある気がします。角度的に120度ほど離れていますし。どちらかといえば牛飼いの隣にある猟犬座が正しいような気もしますが、猟犬座は一匹でなく二匹です。
因みに、牛飼いαアークトゥルスと乙女αスピカは日本では古来より「夫婦星(めおとぼし)」と呼ばれ、織姫と彦星のようにセットで見られていたようです。牛飼い座と乙女座を一緒にして見るという考え方ではなかなか興味深い話ではないでしょうか。

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