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ギリシャ神話と天文と気紛れの文章集
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乙女座-Virgo-…自説的な語り。
2008-09-24 Wed 21:42
乙女座の正体(?)はよくわかっていません。プトレマイオスが作ったきりなのです。
有名な説は三つあります。
豊穣の女神デメテル/デメテルの娘で冥界の女王ペルセフォネ/正義の女神アストラエア です。
乙女座の学名(ラテン)はVirgo(ウィルゴー)、英語のVirgin(バージン)の語源となっています。
Virginはつまり処女です。ですがデメテルは娘がいる時点でもうバージンではないですね。
またペルセフォネはハデスと結婚しています。
すると残りはアストラエアです。
それを裏付けるように、乙女座の隣には彼女の持ち物だったとされる天秤(座)があり、星図を見ると乙女座には翼がついています。
次回書きますが、アストラエアは天上に帰るために翼のついた姿に変身したとされています。ペルセフォネやデメテルが翼をつけた所を見たことはありません。あっというかそんな文は読んだことはありません(汗

ですがこの説を強力に覆す事もできます。
乙女座の1等星はスピカ、麦の穂という意味で、星図を見ると乙女座の左手には麦(ないし稲)の穂が握られておりその先端がスピカになっているのです。
麦は豊穣の女神デメテルが持つに相応しい、むしろ豊穣の象徴です。その娘であるペルセフォネも、花の女神でもあったのできっと似合うでしょう。しかし正義の女神が麦なんか持つ理由は見当たりません。
また、天秤座は元々は蠍座のはさみだった部分で、蠍を削ってまで何故作られたかというと秋分点があるところだったからです。
黄道12星座の別名は獣帯ですが、そのうちで唯一無機物であるのが天秤です。
朝と夜の長さが釣り合う天秤、古代ギリシャで重要だった秋分点において公正さを示すため、唯一命のない星座となっているのです。
つまり、もしかするとプトレマイオスは乙女と同時に天秤を作ったわけではないのかも知れないということです。そうすると、ただの偶然とも捉えられます。

リンクの3番目に置きましたKAGAYA先生のギャラリーには12星座をテーマにした絵がありますが(是非見るべきです)、KAGAYA氏はペルセフォネ説を採っているようです。また天秤座を見ると正義の女神としてディケを挙げていらっしゃいます。ディケは時の女神ホーライの3人姉妹の内の一人である…と私は覚えています。

次回神話と星座自体について書きます。趣味の研究を長々とごめんなさい…。

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