ギリシャ神話と天文と気紛れの文章集
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牡牛座-Taurus-
2008-05-06 Tue 21:58
フェニキア王女エウロペは元気で愛らしい少女でした。
彼女は強大な武将の家柄であることを誇りに思い、何よりも勇気に対して敬意を払いました。

ある日彼女が海辺の牧場で侍女たちと花摘みをして遊んでいると、突然どこからか美しい白い牡牛がやってきてエウロペの足元にうずくまりました。
その牡牛の大人しさ、そして美しさに魅せられた彼女と侍女たちは牛に花輪をかけてやったり撫でたりして遊んでいました。
ある侍女がエウロペに「その牛の背に乗ってごらんなさいな」と言います。
エウロペは自分が勇気があるということを証明しようとその牛の背に跨りました。
すると突然牡牛は走り出し、侍女たちの叫び声を背中に受けながらエウロペとともに海を渡ってゆきました。

実はこれはゼウスの化身です。
エウロペは「世界中のどの娘も私が王宮に帰ってするような冒険の話はできないだろう」と思っていましたが、彼女が王宮に帰ることはありません。
クレタ島のイデ山の洞窟ではゼウスの娘時の女神ホーライたちが洞窟内を美しい綴れ織りや花で飾ってエウロペの到着を待っていました。
島に着いたゼウスはエウロペに求婚しましたがその時、彼女の子孫が新しい土地に住むこと、そしてその土地の名は彼女に因んで名付け、その名は永遠に後世に残るということを約束します。
その土地がヨーロッパ(Europe-ギリシャ読み:エウロペ)です。

彼女はゼウスとの間に三人の子をもうけました。
ミノス、ラダマンテュス、サルペドンです。
クレタ王ミノスはミノタウルスやラビュリントス伝説の所で有名です。
彼らは死後冥府の裁判官となりました。何だか姿は恐ろしかったりします。
また、エウロペを探して旅立った兄のカドモスは多くの地を旅し、遂にテーバイを建国することとなりました。
ゼウスはエウロペに格別の愛着を抱き、求婚の記念として星のシャンデリア(プレアデス星団?)を空にかけ、自分が変身した姿を牡牛座として天に上げました。

牡牛座が東京で20時に南中するのは1月24日、南中高度は73度。
肉眼星数は142個、α星はアルデバラン、1等星です。
プレアデスが鳩の群れ(という意味だったような)、それに対してアルデバランはその通り「後から昇るもの」という意味です。
設定者は同じくプトレマイオス。
アルデバラン周辺のV字の星の並びがヒアデス星団と呼ばれます。
星図などで見るとオリオンが棍棒を振りかざしてこの牡牛と闘っているように描かれていますが、きっと偶然だと思います。はい。

十二宮では牡羊座が「白羊宮」牡牛座が「金牛宮」なのですが…
色は逆のような気がします。というか逆です。
…気にしない気にしない。

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