ギリシャ神話と天文と気紛れの文章集
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牡羊座-Aries-
2008-04-29 Tue 19:07
ボイオティア王アタマスの後妻はイノという女性でした。
彼の先妻はネペレという実体のない女神で、雲から作られました。
オリュンポスの園を徘徊してはヘラの楽しい気分をぶち壊したりしています。
それはアタマスがそこに送り返したからなので、ヘラはそれを恨みアタマスたちに呪いをかけたといいます。
またヘラに呪われた理由として、ゼウスがイノの姉セメレと不倫して出来た子ディオニュソスを養ったからだともいわれます。
呪われた彼らは発狂して彼らの子メリケルテスを殺したそうです。
…呪いの原因はあまり牡羊座に関係していません(笑

イノはネペレの二人の子フリクススとヘレが目障りでした。そこで彼女は何とかして彼らを厄介払いする方法を編み出します。
まず、国の女たちにこっそり麦を蒔く前に火で炙るよう命じました。
当然麦は芽を出さず、ボイオティアは飢饉に見舞われます。
アタマスは決まりに従いデルフォイ神殿(アポロンの神殿)に伺いを立てました。
イノはそこの神官にも賄賂を送っており、彼らはそろってこう言います。
「王の先妻の子をデメテルに生贄として捧げないなら飢饉はおさまらない」。
アタマスは泣く泣く子供らを祭壇へ送る決意をしました。
しかし、これを聞きつけたネペレがゼウスに助けを求めました。

儀式の日、怯える子供たちが殺されようとしたまさにその時、何処からともなく羽根の生えた金毛の羊が走ってきて彼らを背に乗せ飛び去りました。
その夜ゼウスはアタマスに「夢」を送り、イノの一切の悪事を伝えます。
メリケルテスが殺されたのは、それで怒り狂ったアタマスによってだともいわれます。アタマスはイノも追いかけて殺そうとしましたがイノは海に飛び込み、ゼウスがディオニュソスを育ててくれた礼に彼女をレウコテイアという海の女神に変えました。
レウコテイアはオデュッセウスの物語に出てきたりします。

羊が現在のダーダネルス海峡を突っ切ろうとした所、ヘレが下を見て眩暈を起こし墜死してしまいました。
ダーダネルス海峡の古名は「ヘレスポントス」―「ヘレの渡し」という意味です。
一人コルキスへ辿りついたフリクススはそこでカリオペと結婚し国王となりましたが若死にしました。
金毛の羊の毛皮はヘカテの社に祀られ、それを手に入れる為アルゴ探検隊が旅立つのですが…それは後に話しましょう。

牡羊座は牡牛座のプレアデス星団(すばる)のすぐ隣にあり、案外大きいですが見つけづらいです。
東京で20時に南中するのは12月25日、南中高度は75度。
肉眼星数は56個で、α星はハマル、二等星です。
設定者はプトレマイオスで、かつての黄道第一番目の春分点がありました。

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