ギリシャ神話と天文と気紛れの文章集
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流れ星=ほうき星
2009-03-25 Wed 21:43
hb comet

流れ星=ほうき星

流れ星は天文学的には流星(ほとんどそのまま…)、ほうき星は彗星と呼びます。彗星は海王星より外側のエッジワース・カイパーベルトと呼ぶ地帯(?)と太陽系を球状に取り巻くオールトの雲という所にある岩石・氷などの塊が飛び出してきたものです。彗星は尾を引くイメージが強いかと思いますが、尾を引くのは太陽に近づく時のみ。太陽の熱で溶け出した氷とガスと塵が流れるのです。つまり、彗星はどんどん小さくなる。ということは寿命があります。

彗星の軌道は楕円形が主で、惑星の楕円軌道よりも細長くなっています。離心率の違いによって放物線または双曲線の形をとる彗星もあり、これは一旦観測されてももう2度と見られません。楕円軌道のものは周期彗星、もう一方を非周期彗星と呼びます。また、公転周期の長さによっても分類がなされ、公転周期200年以下を短周期彗星、それ以上を長周期彗星といいます。

ところで、地球はかなり太陽に近いので彗星が地球軌道の近くを通るときには彗星はすでに塵などを放出しています。宇宙空間は真空なので、何もなければその塵は残ったままになります。そこに地球が公転してくると重力によって塵は大気圏内に引き込まれます。大気圏内に入った塵は凄まじく大気と摩擦を起こし、燃焼しながら落下します。これが流星(群流星)なのです。

流星は高度100km辺りに見られ、大抵は地上に落下する前に燃え尽きます。ですが燃え尽きないで地上に達するのが隕石と呼ばれています。また、-3等以上の明るさになった巨大なものを火球(古くは「隕星」)と呼んでいます。人工衛星の墜落などは結構ビックリな火球として観測されたりします。
流星群に属さない流星を散在流星といいますが、これは古い流星群の名残であったり、長周期彗星や非周期彗星の残した流星物質が流星となったものです。

写真はヘール・ボップ彗星の写真です。尾が2本見えていると思いますが、白いほうがイオンテイル(イオンの尾)、青いのがダストテイル(塵の尾)です。イオンテイルは太陽の逆方向を向き常にまっすぐで、ダストテイルは少し曲がります。マックノート彗星などではたくさんの尾があるように見えましたが、これはダストテイルが扇状にひろがったものです。ベネット彗星では青と赤の非常に綺麗な尾がみられていました。

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赤い星は青い星より温度が高い
2009-03-12 Thu 18:23
これは何故か間違ってる方が多いものなのですが。。。

赤い星は青い星より温度が高い

色のせいですか…。ですがたとえば赤い星の代表、さそり座のアンタレスの表面温度は約3000℃、青い星の代表オリオン座のリゲルの表面温度は10000℃以上です。温度が低いほうから赤→橙→黄→黄白→白→青白→青となります。

また、青い星は新しく生まれた星に多く、赤い星は赤色巨星といって死にかけている大きな星に多いです。先に挙げたアンタレスや、リゲルと対にされるベテルギウスも赤色巨星です。因みに赤色巨星以外にもあまり知られていませんが青色巨星もあり、はくちょう座の34番星はブラックホールと連星を成していると言われています。巨星の上を行くものもあり、超巨星という非常にストレートなネーミングがされています。大きさは大体…直径が太陽の数百~千倍くらいあり、明るさは太陽の数千倍、エネルギーの放射は太陽の3万倍以上。太陽系はちっちゃいですね。

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「かに座のかに星雲」
2009-02-25 Wed 19:32
m1
十二星座が終わりましたが…花シリーズの続きもあるのですが… 「天文学のよくある間違い」ということでちょくちょく書いていこうかと思います。第一回は

「かに座のかに星雲」

写真がすばるによるM1かに星雲です。メシエ番号が1で、天体観測の本などにもほぼ必ず載っているので、知っている方は多いかと思います。
このかに星雲、実はおうし座にあります。名前の問題でしょうかね。
かに星雲は超新星残骸のひとつです。超新星残骸というのは、超新星爆発の際にその星が放出したガスや塵などが星雲状に見えるもので、惑星状星雲なんかもこの中に含まれます。かに星雲の中心にある今は死んでいる星は結構最近(といっても1054年ですが)に爆発を起こしたので、いまもかなりの勢いで広がりつつあります。勿論毎日、それどころか毎年見続けてもそんなに形は変わりませんよ。
名前の由来は四方八方に伸びた角みたいなものがカニの脚に見えるところから来ているそうです。どっちかと言えばアメーバのほうに近いような気もしますが。

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